自閉症者のための定型発達者講座 定型発達者は察しあい文化に生きている 

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定型発達者は人の感情を推し量る

定型発達者はコミュニケーションにおいて「他人の感情」というものを常に推し量っている。

我々自閉者にとっては他人の感情は「聞かなければわからない」ものであるので推し量ることも少ないものだ。当座よほど不快な顔でもしていない限り、気にもならない。

ところが、定型発達者にとっては人の感情を「推し量らねばならない」といっった事情があるのである。

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オートマティック「察しあい」機能の文化

定型発達者にとっては「顔や表情から」「相手の今現在の気持ち」を推し量り、それを自分の言動にフィードバックさせながら会話をしたりするのがオートマティック機能として組み込まれている。「察する」機能である。フィードバックすべき情報を自動収集するのが彼らに運命づけられた性質なのである。

「話しの内容に飽きていないか」「好感を持っているかその逆か」「今、他のことで気もそぞろでないか」等々、その察しあい機能のおよぶ範囲は非常に広い。目線のかわし方や微妙な態度などからこういったことを察していくのだから驚嘆ものである。

相手の気持ちを「察した」というつもりになれるということ自体、自閉者にとってはかなり身勝手な思いこみにしか思えないのだが、定型発達者どうしのコミュニケーションにおいては「察しあい」で良好なコミュニケーションが成立するのだから、別段批判する余地はないだろう。

ただ、自閉症者には「察しあい」の文化の中に入り込めないというだけの話しである。

自閉症者が「何を考えているのかわからない」との批判をあびるわけ

さて、この察しあい文化こそが、自閉症者が「何を考えているのかわからない」といわれる原因が潜んでいる。

実はかんたんな話しである。
定型発達者は自閉症者の態度・口調などから彼らが必要とする情報をを「察する」ことができないのだ。それは当たり前の話しである。なぜならアスペルガー症候群者・高機能自閉症者は彼らがフィードバックするような「共通かつ暗黙の察しあい情報」を態度や口調などで発信していないのだから。

そしてさらに悪いことに、「察しあい」文化の中に生きていてその他の存在を知らない定型発達者は「察する」ことができないとみな一様に不安になるのである。また、自閉症者の態度・口調などに「いつもの察しあいで使う解釈」を適用してしまい、勝手に誤解してしまうのである。

かくして、自閉症者は「何を考えているのか判らない」という批判をあびることになる。

自閉症者が「何を考えているのかわからない」と言われないで済むためには。

察しあい文化の中に生きている定型発達者に自閉症者のスタイルを判れといってもちょっとそれには無茶がある。なぜ無茶かというと、彼らのその機能が「オートマティック」であるからだ。

と、なると、残念ながら少なくとも高機能群の自閉症者の場合、自閉症者の方が歩み寄って、「彼らに不安を抱かせない」ということがコミュニケーションをとる上で重要であろう。

すなわち「定型発達者に分かり易いメッセージを送り続ける」ということである。
目線をかわす、適度に微笑む、話者のほうを見る、ふんぞり返らない等、無難なメッセージを送っておけば「何考えているのか判らない」といった批判をかわすことは比較的容易なのである。

それと、「はっきりモノを言う」習慣があれば「判らない」といった定型発達者の不安を呼び起こすことはさらに少なくなるであろう。

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