アスペルガー・自閉者に便利な生活応援グッズ研究 温度ににぶいこと編
アスペルガー症候群など自閉症スペクトラムでは体温調節が苦手な場合があるということをよく耳にします。
実際に体温調節が苦手なのか、体感がにぶいということなのかはちょっと判りませんが、私自身、温度変化に妙ににぶいところがあります。
●SATO-I寒暖計ミルノPX1515 | ●クレセル-I温度計・湿度計CR-60 | ●クレセル-I不快指数計・温度計・湿度計CF-501 | SATO-Iスペースバルーン温度計(10ボール)1044-00 |
具体的にどういうことかというと、冬場、日が落ちて寒くなっているのに長いこと気がつかないでいて、気がついたら体が冷え切っていたとか、その逆で、夏場、なんかぼーっとするなと思ったら冷房かけずにいて相当室温があがっていたとかです。
アスペルガー症候群・自閉症スペクトラムの人の手記などにもこういった温度感覚に関して「にぶい」といった現象はよく書いてあるので定型発達者(神経学的多数派)の人とは温度感覚が違うんでしょう。
にぶいけれども体に負担になるのは間違いなくて、「気がついたら…」が体にストレスにならないように気をつける必要はあるでしょう。と、なるとアスペルガー症候群はじめ自閉症スペクトラム障害で必要なのが室温だとかお風呂の温度などの温度管理です。
つまるとこと温度計の設置と温度計を習慣的にチェックする習慣づけしかないわけですが、これで結構違います。
私の家には温度計がえーっと…実に7個も設置されています。もともと4つくらい惰性で設置されていたのですが、私のあまりの鈍さに夫があきれて数を増やしてくれました…。
それでも「気がつくと…暑すぎ・寒すぎ」現象は起きますが、目につくところに温度計を設置してあると、自然と温度計を見る習慣ができるので昔ほど「気がつくと…」で体力を無駄に消費することがなくなったように思います。
具体的な設置場所ですが、エアコンの風のよく当たるところと当たらないところの両方、いつもいる場所の近くなどですが、一番よく見るのは部屋の出入り口の柱、ちょうど目の高さのにつるした温度計と、玄関の外、目の高さのちょっと下につるしてある温度計です。最近では出入りの際に必ずといっていいほどチェックしています。
アスペルガー症候群ですから、どうしても何かに集中してしまうと他のことが目に入らなくなります。「見忘れ」対策は必要で、これにはやはり目の高さが一番いいようです。お気に入りの温度計を見つけて温度管理をするのってなんだか結構楽しくはありませんか?
慣れると今度は温度計チェック魔になったりして…でも、さほど悪いことではないでしょう。